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「◆DDFF カイン×ライトニング」
free way lovers(R-18) カイン×ライトニング

ディシディア DDFF free way lovers 後日談

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free way lovers


今朝の日差しは夏のように強く、光が刺すように痛かった。目を細めて周囲を見ると何もかも、地面や建物さえも陽に反射し、白くゆらゆらと蒸気の様な光を放っている。このままここにいたら熱で溶けてしまいそうだ。
「眩しいな」とライトニングは片手を額にあて影を作り、少しでも前を見ようと目を細めて凝らすが、横にいた筈のカインはさっさと駅構内の休憩所に入りクーラーの前で涼んでいた。
「先に行くな」と諫めるようにライトニングも後から休憩所に入り、カラカラと音を立てながら引き戸を閉める。途端にひんやりと乾いた冷気が身体にまとわりつき、たちまち汗ばんで湿っていた白のブラウスが冷たくなった。
「あんな場所に長時間居られるか」
休憩所の中央に幾つか長椅子が設置され、その一つにカインは腰掛け足を組んでいた。日差し避けに掛けていたサングラスを外し胸ポケットに引っ掛ける。他に電車を待つ客は居なかった。
「なら着いてこなくても良かったんだ。ホテルのラウンジまでで良いと言った筈だが」
「そんな軽い挨拶は納得できないな。見送りはちゃんとしたい」
「勝手にしろ」とライトニングはカインの横のベンチに座り足を組んだ。

豪華な海沿いのホテルに数泊した後、ライトニングは突然妹に会いに行くと言い出した。車で送ると言うカインに感謝の言葉を言いつつ、やはりそこまで頼るのはよくないと断った。彼は少し残念な表情をしていたが、この数日共に過ごしライトニングの性格を理解する。この強情さはやはりあの時と変わっていないな、と苦笑いを残して最終的には納得した。というよりも、納得せざるを得なかった。他に彼女を引き止める良い言葉が浮かばなかったからだ。
「気をつけて行けよ、ライト」
「何を気をつけろと。私は子供か?」
「そうではないが…」
俺の見えない所にまた行くのか?と言いたかった言葉をカインは飲み込んだ。その代わりに彼女のグレーの瞳を覗き込み、肩にかかる髪を左手で弄るように触れていた。
「お前はこれからどうするんだ?妹さんの所に行ってからまた旅を続けるのか?」
その言葉にライトニングは少し戸惑った。決めていないなと、視線をカインから離し地面を見た。会社を退職し旅立った理由は上司、レインズとから逃げる為だったのに今は違う。この数日で心の変化が現れ、それをどうしていいかライトニング自身も悩んでいた。
「…妹に会ってから考える」
それは本音だった。愛しい妹の顔を見て悩みを話せば少しはモヤモヤとした心の中を整理できるのではと思っていた。

先に結婚して嫁いだセラは現在夫スノウと共に田舎で暮らしている。のんびりとした土地柄で二人共とても気に入っていると言っていた。結婚後、夫婦で住む家を決め、住み慣れた家から出て行ってしまった寂しさはあったが、二人が幸せに暮らしているなら良かったと今は思う。
幼い頃に両親を亡くし、半ばセラの保護者を努めていたライトニングだったが、妹の成長に少し寂しさもあった。これじゃまるで私の方が子離れできていない親だなと、妹の結婚の日に自分の愚かさを少し悔やんだ。
義理の弟となったスノウもライトニング姉妹同様早々に両親を亡くし、施設で育った。そこで仲間を作り今では共同で小さいホテル兼レストラン「ノラ」を経営している。
ライトニング自身は始めこのスノウという男がいけ好かず、また群れて行動する仲間等も良くは思わなかった。案の定スノウとは結婚前に何度か言い争いをした。早々に彼との結婚を決めた妹ととも一時期ギクシャクしていたが、最終的にはライトニングが折れる形で結婚を認めた。
結婚式もままならずに田舎に引っ越してしまったのは夫婦に夢があったからで、ライトニングはそれならばと笑顔で二人を送り出した。
時々レストランを訪ねても良いか?と付け加えると、いつでも来てね、とセラは笑ってライトニングを抱きしめた。

「お前らしくないな」
カインの言葉で呆けていた頭を現実に戻した。らしくはないとは何だ?と頭ひとつ高いカインをムッとした表情で見上げると、彼は些か暗い表情を見せていた。
「行き当たりばったりな性格ではないだろう?」
「…確かにそうだが、私だってそういう気分になることもある」
そうだ、この旅だって失恋の傷を埋める為に始めた筈なのに、これじゃまるでカインから逃げるような…結局また男から逃げるのかとライトニングは思い、深い溜め息を吐き出した。仕事では妥協せずに進み、周囲の男や上司に信頼を得るほどになっていたのに、恋になると途端に男に臆病になる。
「そうか」
カインは何か諦めたような声色で言い、横で顔を俯かせたライトニングの頭をさらりと撫でると、細い髪を摘み指に絡める。彼女がその感触に気が付き顔を上げると、カインの空のような青い瞳が自分を見ている。瞳の色が綺麗だな、今日の快晴と同じ色。思ってても彼に言った事はない。自分だけの楽しみしようと心にしまい込んだ。

二人して暫く黙っていると、駅に設置された時刻表パネルから音が鳴った。もうじき列車が来るという合図。ライトニングが俯いていた頭を上げると同じくライトニングを見ていたカインと目があった。何か言わなければ、と口を開いた瞬間、彼は何故か哀しげな表情をした。
「…また、逃げるのか?」
その問いには答えずにライトニングは立ち上がり旅行鞄の取っ手を掴んだ。遠くから汽笛の音が聞こえてくる。
そうだ、お前からも逃げる。数日前、気紛れでこの駅に降りなければこんな気持ちにはならなかった。こんな、胸が痛む程の寂しい気持ち。
あの夢の中で愛しいと思っていた男が目の前に現れ、そしてこの数日間ベッドを共にして想いを確かめ合った。それなのに、どうしても共に居られない。
「逃げてはいない。お前と旅をして楽しかった。今までありがとう」
カインはこの休日が終わったらまた元通り普段の生活が始まる。そんな中に私の居場所はないだろうなと、臆病者の心が言っていた。
夢の中の自分と今は違う。闘いで命を落とす事も命を賭けて守るものもない。そんな生活環境が全く違う世界で前の様に彼の拠り所になれるのか自信もない。
「さよならだ」
目の前に止まった列車のドアが開く。ライトニングは振り返らずに乗り込む。すると背に彼の視線を痛いほどに感じた。
「ドアが閉まります」というアナウンスと共にライトニングはせめて最後に挨拶だけでも、と思い振り返る。それと同時に彼の信じられない行動に目を見開いた。
締まりかけたドアの隙間から無理やりこじ開け、車内にカインが飛び込んだ。完全にドアが閉まり列車は汽笛を鳴らした後、何事もなく動き始める。
「ふう、間に合ったな」
「…馬鹿か…お前は」
カインは何度か荒く息を吐き、ドアに凭れ額の汗を掌で拭うと、唖然とした表情のライトニングに向かって微笑んだ。
「俺もこのまま一緒に行こう。道案内宜しく頼む」
「このままって…お前、車と荷物はどうするんだ」
「まぁ、何とかなるだろう?心配するな」
笑ったままのカインを見つめ、お前こそ行き当たりばったりなんて性格ではないだろう?とライトニングは呆れたような、それでも心踊るような気持ちを隠せないまま、カインの大きな手を握り締めた。








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Re: たぎりました!!!

コメントありがとうございます!!
めちゃくちゃ嬉しいです!
最近ちょっと不調なのですが、ケアルダとコメントで元気になりましたよ~(≧◇≦)

そうですそうです!ライトニングの後ろで控えているカインさん良いですよね~(笑)背に彼の視線がチラチラと熱くて…ゲームをやる度に私も萌えてます。他の物語もですが、いつもそういうシチュエーションを考えてしまうんですよ。
カイライさんの集まりがあるのですか?!最近情報に疎くて、もしかしたらマイナーカップル過ぎて自分だけ萌えていたのかと思ったりもしたのですが、お仲間さんがいるのですね!参加したいです。

レインズと…というのはある作家さんの影響なのですが、想像していたらやはりライトニングに似合う人と言えば彼なのかなぁ?なんて思っていたので、今回は敢えて名前を出しました。彼やロッシュとの馴れ初めも大好きなので、体調が落ち着いたら書きます(^-^)もしまたアップしましたら読んでくださいね!

Twitterもありがとうございます!こっちでも妄想してますので、良かったら絡んでやってください(笑)

これからも宜しくお願いします~(^o^)
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