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「◆FFX ティーダ×ユウナ」
CHRISTMAS TIME FOREVER(中編)

FFX CHRISTMAS TIME FOREVER ~10日後のキミに~ 後編

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──10日後の休日。

珍しく朝から暖かくて、起きるのもそんなに苦じゃなかった。
寝起きの悪い俺は、いつもユウナに起こされてばかりいたんだけど、今日に限っては珍しく自分で起きれたんだ。
「え?めずらしいね」
キッチンに立って忙しく朝飯を作っていたユウナがふと手を止めて、驚いた顔で俺を見ていた。
「なんだよー。俺だってたまには自分で起きるッスよ」
「う、うん…そうだよね」
ちょっと戸惑っている表情。
もしかして…今日が例の約束の日だから、かな?
物事を深く考えてしまうユウナの事だから、きっと今日のプレゼントの事もずっと考えているような気がする。
「今日俺…ちょっと遅くなるからさ」
「え?そうなの」
朝食のパンを少し焦げめに焼いてバターを塗る。それからテーブルに置こうとした手が止まった。
「ワッカがさ、今日がトーナメント年度最後だから、試合後に全体会議をやろうってさ。ひでーよな、俺達体めっちゃ疲れてんのにさ」
「うん…気をつけてね」
「へ?」
俺がその言葉を聞き返すと、我に返って顔を真っ赤にしながら俯いてしまった。
「あ…ごめん。試合頑張ってね」
慌てて繕った笑顔がなんだかいじらしかった。


ザナルカンドでは皆当たり前のように好きな人へプレゼントを渡していた。
デパートでは年末になるとごった返した人達で毎日混雑している。若い人も年老いた人も皆感謝の気持ちを込めて年の最後に贈り物をする。
そんな習慣はスピラにはないみたいで、あの時ユウナの表情は驚きでいっぱいだった。
だけど…嬉しそうにも見えたのは気のせいかな。
朝食を手早く済まして、俺は上着を羽織って出掛ける用意をした。
今日はトーナメントの最終日、そして俺達の優勝をかけた大事な試合だ。いつもよりも多く練習をする為にちょっと早めに家を出ることにした。
玄関ではユウナが見送る為に立っている。
「がんばってね!今日…寺院で大事な催しがあるから試合観れないけど…」
「だーいじょうぶッス!俺がいれば余裕で優勝できるからさ」
ガッツポーズをとる俺を見てユウナは少し微笑んでいた。
「それに…今日だからな」
「え…」
俺の言葉を聞き返す。
「楽しみにしてるッスよ!」
そして慌しく家を後にした。

いつも賑わうビサイドの市場。
それを横目に目的地へと足早で歩いていたところ、ふと曲がり角のお店に目が止まった。
「アクセサリー屋?いつの間に?」
そういえば、前にユウナが新しいお店が出来たって言ってたっけ?
すっかり忘れてたけど…。
赤と緑のリボンで飾られた可愛らしい入口、女の子がいかにも気に入りそうなお店。
男がこんな所に行くのも何だけど…勇気を出してその店へと足を向けた。
「いらっしゃいませ」
ドアを開けるとカランカランと小さな鐘の音が聞こえる。
店の中では若い女性店員がディスプレイの飾り付けをしていたが、俺を見てニッコリと微笑み返した。
「あの…探し物してるんスけど…」
中の雰囲気と似つかわしくない自分が恥ずかしくて、俯いている俺に店員は思わずクスっと笑って近寄ってきた。
「何をお探しでしょうか?」
「え、えーっと…」
それから人がよさそうな店員に俺は何だか安心して、すぐその場で相談をしてしまったんだ。



夜はあっという間に訪れ、試合は無事終わる事ができた。
ブリッツは荒いスポーツで、毎回怪我人が出るほど激しかった、だけど今日は奇跡的に誰一人怪我を出す事もなく終った。
「お疲れナー!今年も優勝カップは俺達のものとなった。これも頑張っているお前達一人一人の力だ。おめでとう!」
「うーッス!」
ワッカは俺達の功績を満足そうに称えた。
チームはすごくまとまっていた。だから勝ち続ける事ができたんだろうな…チャンピオンって何度味わっても嬉しいものなんだ。
「っつー事で。今日はこれにて解散!」
「へ?!」
その言葉にメンバー全員が驚いた。
「あれ、ワッカ?今日は会議だって…」
「ん…あ?やっぱ皆疲れてんだろ?この前はあー言ったけど、今日はゆっくり休めや!」
なんだか釈然としないまま、皆はその場をいそいそと去り始めた。
本当はルールーがユウナと俺の約束を知っていて、気を利かせてワッカに伝えたという事を後日知ることになるんだけど…。

会場をでるとすっかり辺りは暗くなっていた。
冬の夜空は澄んでいて星が瞬いている。はー…っと息を吐くと、白く視界を曇らせた。
「さみーっ。早く帰ろう~っと」
俺は胸に一つの宝をしまい込んで、そそくさと足早に家路を急いだ。

「ただいまッス!」
「おかえり…早かったね」
玄関を開けると、部屋の奥からユウナが現れて暖かく出迎えてくれた。
「優勝おめでとう!」
「あれ?知ってるんスか?」
「うん。さっきね、ルールーが教えてくれたんだよ」
マネージャーでもあるルールーは試合が終った後すぐにユウナのいる寺院へ赴き、結果の報告をしてくれたんだそうで。
「さすがビサイドオーラカのマネージャーだな。スケジュール管理も完璧だしな」
「皆ルールーに頼りっぱなしだよね。私もだけど…」
クスクスとユウナはあどけなく笑う。
「でも良かった。早めに用意しておいて」
「え?」

上着を脱いでリビングに行くと豪勢な食事が出迎えてくれた。
「え…ど、どうしたの?すっげー豪勢なんスけど…」
「え、え…だって、今日はお祝いだって…」
驚いた俺に焦って返事をするユウナは振り返ると顔を真っ赤に染めていた。
薄暗くした部屋の中で、小さなロウソクがほんのりと暖かく灯っている。
「ご…ごめんね。もしかして…違かった…?」
「ううん!すっげー嬉しい!!めちゃめちゃ嬉しい!!」
俺はその彼女のいじらしさが可愛らしくて、思わず引き寄せて強く抱き締めた。
「あ…」
小さな声をあげて腕の中で蹲る。
「キミの…ザナルカンドに近づきたいな、って思って」
「え…」
「ずっと考えていたんだ…。私ね…知らないザナルカンドの事一生懸命思い浮かべて少しでもキミが懐かしめるように…」
テーブルに広げられた色とりどりの料理は、以前俺がザナルカンドにいたときの好物ばかりだった。
チキンにサラダ暖かいスープ、そして中央には白いクリームでコーティングされたケーキが置かれている。
「これ…」
「キミが好きだったって言ってた食べ物、想像して作ってみました」
「…すげー…懐かしいッスよ」
「これが私からのプレゼントです」
向かい合わせにテーブルに着き、小さなケーキの上に飾られたロウソクに火をつける。
ゆらゆらと揺らめき、その炎を眺めると空間に漂うような感覚に陥る。
「お口に合うか判りませんが、食べてください」
「いただきます!」
ケーキを一口入れると、甘酸っぱい果実の甘味とクリームの味があの頃の思い出へと誘う。
以前ユウナに子供の頃の話をした時に、このケーキの味を教えた事があった。
母さんがよく作ってくれたケーキの味が甦る。
「私は…キミのお母さんにはなれないけれど、こうして思い出には近づけさせてあげられる…そうだったらいいな」
「ああ…」
「だから、もっともっと私に色々な事教えてください。キミに一番に近づけるように…」
「ユウナ…」
お互いの瞳の中を覗く。それから少し沈黙が広がった。
まだロウソクは輝きを失わない。
「もっと近づけるように…俺も…」
ガタンと音を立てて椅子を引いて立ちあがる、そしてユウナの隣に立った。
不思議そうに下から見上げるように俺の顔を覗いているユウナ。
この笑顔をずっと見ていたい。
守っていきたい…。
俺の決心が誓いに変わる。

「俺も…もっともっとユウナに近づきたい」
「……」
「俺からのプレゼント…受け取ってほしい」
本当はプレゼントを渡す為にあの話をしたんじゃない。
ただ、きっかけが欲しかっただけなんだ。
「…ティーダ…の贈り物は…」
「ユウナ、左手を出して」
そっと挙げた手をゆっくりと掴む。
そして息をゆっくりと吸って止めた。
一世一代のセリフ…もう二度と言わないだろうな…余計な言葉が後から攻めてきた。

「俺と結婚しよう…ユウナ」
それから胸からだした指輪をそっと彼女の薬指にはめた。







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